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科研費で 何をどこまで どのように

 できそこないの川柳のようなタイトルですみません。

 しかし、私はこのタイトルを繰り返さずにはいられません。なぜなら、設問で「(4)本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか」と訊かれているのにもかかわらず、それに答えないままに、個別の実験計画が順に並べられている例がとても多いからです。

 研究方法について述べるセクションなのに、なぜ個別の計画から書き始めてはいけないのでしょうか。その理由は、具体的な情報を含む全体図(何をどのように、どこまで)が見えないままに、個別の実験計画を示されても、それぞれの実験の意義や役割が見えづらいからです。

 個別の計画や手順をすべてを読んだ上で総合的に判断することは、同じ分野の方ならできるかもしれませんが、少し大変だと思いませんか。この設問には、科研費の設問作成者の苦心が「何をどのように、どこまで」ににじみ出ているように、私には見えます。

 ちなみに、いきなり手順から入っても良いのは料理のレシピとか、何かの組み立て方など、ゴールや完成品が明らかな場合などでしょう。「何を、どこまで」の情報が完成品の姿や名称に既に含まれているので、手順(どのように)から入っても問題ないのです。たとえ料理の名前を聞いたことがなくても、手順の通りにすれば「何か食べられるものを作れる」ことは自明です。

 しかし、科研費の計画調書で書こうとしていることは、ほかの誰もがやっていないことを、自分がやるのだという内容です。従って、全体図は筆者の頭の中にしかない情報であることをどうぞお忘れなくお願いします。

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